万年筆を持つということ

万年筆とボールペンとの違いはたくさんありますが、最大のものは、
「万年筆は1つのペン先と長年付き合う」
ことだといえるのではないでしょうか。

ボールペンの場合には、インクがなくなればペン先ごと新しいものと交換します。
これはボールペンはその構造上、インクを補充することができないからです。
それに対して万年筆は、ペン先を取り替えることなくインクを補充できますから、同じペン先を長年使うことになります。

万年筆のペン先は、使い続けるうちに、使う人の書きグセにより余分なところがすり減って、使う人に合った、書きやすいものになっていきます。
ですから長年愛用した万年筆は、自分だけの1本となり、手放せなくなるといわれます。
万年筆を人に貸したりするのは、その人の書きグセが付いてしまうことになりますから、あまりオススメできません。

またボールペンが直角に近い角度で書くのに対し、万年筆は横に寝かせて書くことになります。
ですからボールペンと、文字の書き方自体が異なってきますが、万年筆はほとんど筆圧を加えなくても、万年筆自体の重さだけで、十分文字を書くことができるようになっていますから、長時間書いていても疲れません。

そのためたくさんの文字を書く必要がある作家や司法試験の受験生が、多く愛用しています。

ただ多くのメリットを持つ万年筆も、インクを補充したり、時々洗浄したりのメンテナンスが欠かせないのはデメリットだといえるでしょう。

それらメンテナンスの苦労も、万年筆を愛用するようになると、楽しみの1つに変るかもしれません。

万年筆を使う時

万年筆は、以前は筆記用具の中心的存在でした。
正式な書類や、契約書へのサインなどは、万年筆で書くもので、ボールペンなどは事務専用と位置付けられていました。
ところが現在では、パソコンやワープロが登場し、状況が大きく変わりました。

多くの文書がパソコンやワープロにより作成されるようになり、手書きで文字を書くのは手続書類くらいという人も、現在では少なくないかもしれません。

ただ現在でも、万年筆が筆記用具の中心的存在であることは、昔と変わりません。
履歴書は現在でも、万年筆で書くのが正式だといわれています。

また万年筆の特長として、
「長時間書いても疲れない」
ことがあげられます。

万年筆は、筆圧をまったくかけなくても、万年筆の重さだけで文字が書けるようになっています。
ですから現在でも、作家や司法試験の受験生など文字を多量に、長時間書く必要がある人は、万年筆を愛用することが少なくありません。

パソコン中心の時代になっても、手書き文字の大切さはなくなりません。
その代表が、「手紙」でしょう。

仕事で使う業務用の手紙などは、パソコンで作成することがほとんどとなっていますが、個人に対する私信は、やはり今でも、手書きに勝るものはないでしょう。
手書きの手紙は、単に文章の内容だけでなく、その筆跡からも、書き手の気持ちを伝えることになります。

手紙を書くのに万年筆を使うことは、現代ではオススメの万年筆の使い方の1つといえるのではないでしょうか。

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